患者さんに予防についての正しい知識を伝え
生涯にわたってご自身の歯で食事ができるようサポートする
現在でも日本の歯科治療のスタンダードは「虫歯、歯周病になったら歯科医院に行く治療型歯科医療」です。
しかし、症状が出たときにただ治療を繰り返していくとどんどん歯を失っていきます。
その事を患者さんに理解していただき、「虫歯、歯周病にならないために歯科医院に通う予防型歯科医療」をご提案することで生涯ご自身の歯で食事ができる幸せを感じていただきたいと思います。
もちろん、ご自身の歯を既に失ってしまった患者さんに対しても様々な治療の選択肢をご提案いたします。
当クリニックでは患者さんのお口の状態にあわせて適切な治療をご提案しております。
患者さんの同意を得ないまま特定の治療法を強くおすすめすることはありません。
虫歯になりやすい状態のまま再治療を繰り返しても、ご自身の歯はどんどん失われていきます。
虫歯になる原因そのものに目を向けなければ、治療のみを繰り返してもあまり意味がありません。
このグラフは、予防歯科の先駆者であるDr.アクセルソンとDr.リンデが 「定期的に歯科検診を受けた人と受けていない人は虫歯と歯周病でどのような差があるか?」 を6年間追跡して調べた研究結果です。
定期健診を受けている人と定期健診を受けていない人では虫歯、歯周病の発症率に大きな差がありました。
虫歯では10歯面以上の疾患の差、歯周病では歯周ポケットが平均1.2mm悪化しています。
DFS | D-う蝕(虫歯) F-修復(充填) S-歯面 |
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歯周ポケット | 歯の周辺には、歯と歯肉の間に溝があります。 健康な歯にある溝は、病気になると歯周ポケットと呼ばれます。 |